ここまで、不整脈についていろいろなことをご紹介してきました。
ここで、不整脈になるとどんな症状が出るのかについてお話をしてみたいと思います。
不整脈と一言で言っても、実はその症状には大きな違いがあり、
症状によってとらなければならない対策も異なりますので、それをしっかり考えることが重要です。
では、不整脈の具体的な症状についてみていきましょう。
●脈がゆっくりになるタイプの不整脈
まず、不整脈の中でも脈がゆっくりになるタイプの不整脈について。
通常の脈拍よりも少ないので、それが多くの症状を起こしてしまうと言われています。
脈拍がゆっくりになるタイプの不整脈は「徐脈性不整脈」と呼ばれますが、
このタイプの不整脈は「一分間の脈拍が40回をきってしまう」ということも。
これは、かなり少ない回数であることがわかります。
こうやって脈拍が遅くなってしまうことで、
心臓が停止してしまうという重篤な状態になってしまう可能性もありますので、多くの注意が必要になります。
脈拍というのは、5秒間うたない状況になってしまうと大変な状況を呼ぶようになります。
めまいが起きるのもそうですが、場合によっては痙攣したり、気を失ったりという可能性も・・・。
当たり前ですが、この手の不整脈になってしまった場合は早いうちに治療を行うことが重要です。
●脈が速くなるタイプの不整脈
脈が速くなるタイプの不整脈になると、動機が起きることが多いです。
早い脈になると、なんと1分間に200回以上の脈をうつことがあり、
こうなると体にも大きな変調をきたす可能性があります。
脈拍が速すぎると、心臓が十分な血液を蓄えないうちに脈をうってしまうので、
正しい料の血液をおくることができないという状態になります。
くなるとどんなことがおきるのかというと、血圧が下がりすぎてしまうのです。
さらに、この状況になると脳の病気になってしまう可能性もありますので、注意をしなければなりません。
「脈が速いな」と思ったら、できるだけ早くに病院にいくこと。
それが大事です。
他にも、脈拍が不定期になるなどのケースがあります。
これらのケースが心配ないものなのかどうかは、
しっかりと医師に症状をみてもらわなければわからないでしょう。
だからこそ、不整脈を抱えた場合はできるだけ早くに「医師の診察」を受ける必要があるのです。
それでなんともなければいいですが、問題がある場合は治療が必要です。
不整脈は心配しすぎることも問題ですが、対策をまったくせずに放置することも問題なのです。